作れちゃう

1/24 ねんど開放日

本日は、毎月一回開催されている、ねんど開放日でした。
今朝のニュースでは、この冬一番の冷え込みということでしたが、開館1時間前の9:00には、既に並んで待っているお客様がいらっしゃいました。冷たい北風が吹き、時おり風花も舞い、大人たちはぶるぶる震えるなか、こどもたちは元気いっぱいに走り回っていました。

ねんど開放日では、実技室にある1トン近い量の粘土を使って、自由に創作していただけます。まだ学校で粘土を触ったことがない子も、簡単なおだんごからスタート、自分で形がつくれるって本当に楽しいんです。RIMG1045
慣れてきたら足で踏んづけてみたり…。身体をめいっぱい使って、ねんど遊びを体験してみましょう。
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毎月、テーマを決めて制作にかかるご家族もいらっしゃいます。2月には節分がありますね。壁面に鬼をはりつけ、ねんどの豆をぶつけるそうです。
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そして今日もねんどの象さんをせっせと作る、インストラクターの内海さん。
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こちらは実技室スタッフ&ボランティアの皆さん。最年長はなんと87歳!誰よりも頼りになる存在です。皆さま、今年もよろしくお願いいたします。

寒い日が続き、風邪やインフルエンザが流行ってきている様子です。実技室で遊んだ後は、うがい、手洗いを忘れずに…!

 

 

【受付状況】

本日は10:00の受付の時点で、約70名ほどの方が並ばれました。

11:00受付の回、13:45受付の回ともに定員内で活動していただきました。

次回のねんど開放日は2016年2月7日(日)です。

 

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ウィーン美術史美術館展の関連講座、参加者受付中です!

2月27日(土)・28日(日)
実技講座「切って貼って描いてつくる 草薙神話の風景」※中学生以上の個人が対象です。
当館の身近に伝わる「草薙神話」をテーマに、コラージュの技法を用いて画面を構成し、
それを基に絵を描きます。
風景画なんて絵が上手くないと描けないと思っている方も、この講座で素敵な風景画をつくれるようになりますよ!

応募方法等、詳しくはこちらをご覧ください。
たくさんのご参加をお待ちしています!

作れちゃう

1/17 わくわくアトリエ「カレンダーをつくろう!」

実技室プログラムのご案内です。

1月17日(日)に、開催中のウィーン美術史美術館展の関連企画として、わくわくアトリエ「カレンダーをつくろう!」を開催しました。
今年最初のプログラムになりましたが、たくさんの方々に参加いただき、ありがとうございました。

今回の講座では、静岡県立美術館のアートカードを使って、ゲームをしながら当館の収蔵品に親しんでいただいた後に、お気に入りの作品をテーマにして、カレンダーにしていただきました。

このアートカードを使うと、ちょっと難しそうな作品でも、ゲームで楽しみながら作品をよく見て考えることができます。
子どもたちの柔軟な気づきに、大人たちもほぐされた様子でした。

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みんなの前での発表、ドキドキですが…上手に発表できました!

ところで、今回の講座、どこがウィーン美術史美術館展と関連企画なの?と思われるかもしれませんが、実はこの展示には、月暦画というカレンダーのような絵が展示されています。
今回は展示を担当した三谷理華学芸員と共に、展示室で鑑賞の時間を設けました。

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また、収蔵品展にはアートカードになっている作品がいくつか展示されていたので、
直に見ることができました。
アートカードでよく見た作品でも、本物を目の前にすると、また違う発見があったようです。

お昼をはさんで、午後からはいよいよカレンダーづくりです。
今回は、カレンダーの数字を、シルクスクリーンで刷りました。

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スキージー(へら)は手を動かす速さや、力の加減が難しいのですが、
グループで協力し合ってそれぞれキレイに刷ることができました。

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刷り終わったら、額を選びます。

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さらに、作品に合わせて、サイズを調整します。

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いよいよ、完成!

最後は他の人のカレンダーを見に行きました。
同じ作品をテーマにしても、季節が違うのが面白いですね。
画用紙の色や額の種類によって、随分と印象が変わるようでした。

どのカレンダーも、かっこよく仕上がりました。 ぜひ、家で飾ってくださいね。
皆さんにとって、これからステキな1年になりますように!

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まだまだウィーン美術史美術館展の関連講座、参加者受付中です!

2月27日(土)・28日(日)
実技講座「切って貼って描いてつくる 草薙神話の風景」※中学生以上の個人が対象です。
当館の身近に伝わる「草薙神話」をテーマに、コラージュの技法を用いて画面を構成し、
それを基に絵を描きます。
風景画なんて絵が上手くないと描けないと思っている方も、この講座で素敵な風景画をつくれるようになりますよ!

応募方法等、詳しくはこちらをご覧ください。
たくさんのご参加をお待ちしています!

作れちゃう

12/13 ねんど開放日

実技室プログラムのご案内です。

本日は粘土開放日でした。
冷たい雨が降るなか、ご参加いただきありがとうございました。

今月の粘土開放日は、もうすぐクリスマスということで、いつもよりケーキや食べ物が多く見られました。

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たくさんの粘土を使って、いったい何キロのケーキになったでしょうか…?

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雪だるまもあちらこちらに現れました!

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【受付状況】

本日は10:00の受付の時点で、約90名ほどの方が並ばれました。

90名のうち80名までは10:00受付の回、残りの方には11:00受付の回の整理券をお渡ししました。

11:00受付の回、13:45受付の回は定員内で活動していただきました。

次回のねんど開放日は2016年1月24日(日)です。

今年一年、実技室の活動に参加してくださったたくさんの皆さま、本当にありがとうございました。
素敵なクリスマスと良いお年をお迎えください。

次回の粘土開放日も、たくさんのご参加をお持ちしています!

 

 

 

 

作れちゃう

12/6 わくわくアトリエ銅版画「グリーティングカードをつくろう」

実技室プログラムのご案内です。

12月6日(日)は、わくわくアトリエの銅版画講座が行われました。
これからのクリスマスやお正月などのイベントに向けて、今回はグリーティングカードをつくりました。
 サイズはすぐにポストに投函できるように、5×5㎝の版をはがきの紙に印刷しました。

このわくわくアトリエは小学生以上を対象としたプログラムになっており、
今回もたくさんの小学生のみなさんが参加してくれました!

前回の銅版画の講座に引き続き、今回の講師も銅版画家の柳本一英先生です。
みなさんにはエッチングとアクアチントを体験していただきました。
どちらの技法も薬品を使い、腐食させることで版を作るため、少し複雑な工程になります。
製版のイメージをつかんでもらうために、講座の冒頭で柳本先生から版づくりから刷りまで、一連の流れを実演していただきました。

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まずは版の背面が腐食されないように保護をするシールを貼ります。

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次に、グランド(防食剤)をひいて、乾いたら下絵を写してニードルで絵を描きます。
ニードルでひっかいて防食膜をはがしたところだけが腐食されて溝になるので、
その中にインクを詰めて印刷をします。

今回は1日完結の講座ということで、下絵を写してニードルで絵を描くところから始めました。
ニードルを使うと、針の先のような細い線が描けます。
線の細さに驚く声がちらほら聞こえました。

無題黙々と絵を描いていきます。

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描き終わったら、いざ腐食!
この腐食をさせる時間の長さで、線の太さが変わります。
何分から何分まで腐食させるか…時計をしっかり確認して、腐食を待ちます。

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 一度腐食させた後に、アクアチントに移ります。
前回の実技講座では、松やにの粉を振り掛けましたが、
今回は簡易的に似たような成分のスプレーを使いました。

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もう一度腐食させたら、できた溝にインクをつめていきます。
どれだけインクを詰めてどれだけふき取るか、加減がとても難しい工程です。
どのように色がつくのか刷るまでのお楽しみです。

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このプレス機に紙と版をはさんで刷ります。
大人にとっても重たいハンドルですが、ゆっくり体重をかけてまわします。
どんなふうに刷れるか…ドキドキ!

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一枚の版でも、色をつける部分や色合いを変えればまた違った作品になります。

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最後はみんなで作品を見せ合って、1人ずつ感想とタイトルを発表しました。
思い通りに表現できた方、思いがけない表現に出会えた方がいましたが、
それぞれ銅版画の楽しさを感じていただけたようでした。

小学生のみなさんが普段学校で使う水性の絵の具と違って、手についたらなかなか落ちないようなインクに苦戦した様子もありましたが、油性インク独特のグラデーションやぼかしの美しさには笑顔が見られました。
一生懸命作ったカード、きっと受け取った人もきっと嬉しいはずです。ぜひ送ってみてくださいね!

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次回のわくわくアトリエは、2016年1月17日(日)開催の「カレンダーをつくろう!」です。
12月19日(土)から開催される、「ウィーン美術史美術館展-風景画の誕生 ―」に関連させて、
シルクスクリーンなどの技法を使って、新年のカレンダーを作ります。
受付方法等の詳細は1か月前をめどにHPや配架チラシでお知らせいたします。
たくさんのご参加をお待ちしております!

 

作れちゃう

11/22-23 実技講座・銅版画「線と面のハーモニー」

「写真家の眼/版画家の眼 6つのアンソロジー」展関連企画、銅版画講座「線と面のハーモニー」が開催されました。講師を務めて下さったのは、版画家で当館創作週間インストラクターの、柳本一英先生です。
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今回の展覧会には、様々な技法を用いた銅版画が出品されています。この講座では、エッチングとアクアチントという技法を用いて「線」と「面」の表現を探求しました。下絵のテーマは「6つのアンソロジー」のひとつでもある「パリ」。参加者の皆さんそれぞれのパリのイメージを描いていただきました。
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それでは、銅版画制作の工程の一部をご紹介いたします。

◆◆◆1日目◆◆◆

まずは銅板の下準備からはじめます。今回用いる技法「エッチング」や「アクアチント」は、銅版画の技法のなかでも間接法に分類されます。銅板にニードルで線を描いた後、さらに腐蝕液に浸けて溝を深くするため、銅板の裏側に防蝕シールを貼ります。
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描写面もピカールで磨いてピカピカにします。何ごとも下準備をしっかり行うことが大事です…
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つづいて描写面をグランドという液体で防蝕します。この面をニードルで傷つけて描写(エッチング)していきます。
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凹版の場合、構図も白黒も反転するため、仕上がりを想像しながら制作を進めるのですが…これがまた一苦労なのです。
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エッチングを終えたら、30分程度、塩化第二鉄に浸して腐蝕をします。
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次にアクアチントという技法を用いて、半調子の面をつくります。初めに腐蝕したくない部分を黒ニス(防蝕剤)で塗り、
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粉末状にした松ヤニをふりかけます。この状態で銅版を加熱すると、松ヤニが版面に付着ます。これを腐蝕液につけると、松ヤニが防蝕剤となり、ヤニとヤニの間の小さな隙間部分のみが腐蝕され、半調子の面が出来上がります。
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銅版画の工程は神経を使う作業の繰り返しで、刷ってみないことには出来映えも分かりません。仕上がりが待ち遠しいところですが、1日目の工程、版づくりはこれで終了!

◆◆◆2日目◆◆◆

2日目は、午前中の間に「写真家の眼/版画家の眼 6つのアンソロジー」展を鑑賞しました。皆さん制作の工程を経験されているだけあって、銅版画の超絶技巧にため息…。西洋において銅版画は、写真という技術が無かった時代、それに代わるものとして用いられていました。日本の浮世絵(木版画)同様、本当に素晴らしい職人技が見てとれます。
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刷りを始める前に、印刷用の紙を湿しておきます。両面をまんべんなく十数分水に浸して、水気をきったらビニールシートにぴっちり包んで、使うまで上から重石をしておきます。
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次にインクの準備をします。はじめにインクの粘度を調整します。インクが硬い時は漉し器で漉します。さらにプレートオイルを加えて印刷に適した硬さにします。なんだかお料理みたいですね。
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ゴムべらを用いて凹面にインクをしっかり詰め、
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寒冷紗という特殊な布で白くなる部分のインクを拭き取ります。次に紙で何回も拭き取ります。さらに人絹で拭き取って仕上げます。さいごにプレートマーク部分もウエスで拭き取ります。
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ここまでの工程を経て、やっと…プレス機を使った刷りに入ります。プレス機の圧も事前に調整しておきます。紙を汚さないよう原版に重ねて、プレス!!!おお~っ。歓声が起こりました。

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また、刷りの工程では銅版印刷に適した用紙「ハーネミューレ」に加えて、「雁皮紙」という透けるほど薄い和紙を使用し、印刷紙によって変化する趣も体感していただきました。黒インク、カラーインク、雁皮紙刷り、色々と挑戦した素敵な作品をご覧ください。
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版の下準備と同様に、インクを詰める、刷るといった工程も、何度か繰り返しているうちにようやく感覚が掴めてきます。版画は複製技術のひとつですが、ひとつの作品が仕上がるまでの作業工程は決して容易でなく、むしろ繊細な感覚と熟練した技術が必要とされます。今回の講座では、こういったことを実際に体験していただき、さらに作品を見ることで、より銅版画の奥深さを実感していただけたのではないかと思います。