作れちゃう

9/27 ねんど開放日

実技室プログラムのご案内です。

本日は粘土開放日、約1トンもの粘土を使って目いっぱい遊べる日です!

粘土といっても、遊び方はさまざま。
どんなものができたのか、ちょこっと見てみましょう。

 

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こちらは立体の絵のようなタイプ。
道具を使いながら、細かいところまで工夫を凝らしています。

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  こちらは手にはめて、空気砲を作ってくれました。
他にもいろいろな装飾品を作って、粘土で変身しちゃうこともできます。

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こちらはまだ制作途中の段階ですが、大きなすべり台です!
粘土ボールを作って転がすこともできそうです。粘土でゲームを作るのも楽しいですよ。

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 大人も負けじと、迫力のある作品を制作しています。
こちらはアニメキャラクターのリクエストを受けてお父さんが制作中。かなり雰囲気が出ています。

今回ご紹介したのはほんの一部の遊び方です。
ぜひいろいろな遊び方を見つけに越しください!

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【受付状況】

本日は10:00の受付の時点で、約100名ほどの方が並ばれました。

10:00受付の回では、先着80名までの方に活動していただきました。
残りの方のうち、先着40名の方には11:00受付の回の整理券をお配りしました。

11:00受付の回、13:45受付の回は定員内で活動していただきました。

次回のねんど開放日は10月25日(日)です。
たくさんの方のご参加をお持ちしています!

作れちゃう

9/21 実技講座 「-東北の切り紙細工にならう-富士山と縁起物の切り透かし」

9/20にひきつづき、切り絵アーティストの福井利佐さんを講師にお招きし、中学生以上を対象とした、大人向けの切り絵講座が開催されました。
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この講座は前日と同様、現在開催中の展覧会「富士山―信仰と芸術―」展に関連して行われました。福井さんは毎年、展覧会の内容に合った面白い講座を提案して下さるのですが、今回は、本展覧会が富士山信仰をテーマにしていることに着目し、山・信仰・切り絵を結びつけるものとして、山岳信仰の盛んな東北地方で継承されてきた「切り透かし」という紙細工を講座に取り入れました。「切り透かし」とは、お正月やお祝い事に際して神棚に飾られるお飾りの一種で、参加者の皆さんには、この切り紙細工にならい、富士山信仰の「切り透かし」をつくることに挑戦してただきました。下の写真は、福井さんとアシスタントの松井さんが講座のために制作して下さったお手本です。(右:福井さん「富士山とコノハナサクヤヒメ」、左:松井さん「富士山の文字に鯛」)
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はじめに、展覧会担当の石上学芸員の解説とともに、「富士山展」を鑑賞しました。信仰という視点から富士山を眺めると、富士山の絵画の中に、様々なモチーフが見えてきました。《富士参詣曼荼羅図》の日輪・月輪、山頂の大日如来、海辺に広がる三保の松原、絵札にいたっては、富士山牛王(ふじさんごおう)に描かれた猿…等々。参加者の方たちは、こういったモチーフの持つ意味を考えつつ、富士山信仰の「切り透かし」のデザインの要素として、再構築を試みました。
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まずは、カッターを使って紙を切る練習から。四角い枠の中に○×を描いて、中に出来た図形をカッタ―で切り抜きました。切り絵は、中心から外側へ、細かい部分から大きな部分へ、切りやすいように紙を回しながら切り進めると良いと教わりました。当たり前のことのようですが、教えて頂かないと意外と気がつきません。これを意識できているかどうかで、仕上がりの綺麗さが格段に変わってきます。
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続いて「切り透かし」の図案作成。今回の「切り透かし」は通常の切り絵と異なり、輪郭線が「白」になり、その後ろに「赤」または「紺」の色紙をあてて仕上げるため、白黒反転をどのように考えるかが難しくもあり、工夫の見せどころでした。とりあえず切り進めながら考える人、図案をまずは完ぺきに仕上げる人、三者三様の様子が見てとれました。
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信仰をテーマにしているだけあって、制作の時間は静まりかえり、修行の一環のようでもありました…。とはいえ本来そういうものなのでしょう。山岳信仰をする人々は、こういったものをつくる度に、心をあらため、祈りや願いを込めてきたのだと思います。
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全員が時間内に仕上がり、発表の時間となりました。作品が一斉に並ぶと、まさにそこは信仰の場といった雰囲気で、実技室が厳かな雰囲気に包まれました。福井さんが、ひとりひとりの発表に、丁寧にコメントして下さいました。この時間は、講師や参加者の方々はもちろんと思いますが、スタッフの皆もとても楽しみにしている時間です。いくつかの作品をご紹介いたします。
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富士山と大日如来と猿の切り透かし
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富士山に日輪・月輪と蓮の切り透かし
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富士山にご来光、鶴亀の切り透かし
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一富士二鷹三なすび(折戸なす!)の切り透かし
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どれもご利益がありそうですね~。
今回の講座では、展覧会の鑑賞を通して、より深い見解のもと、富士山信仰の「切り透かし」を制作することが出来たのではないかと思います。出来上がったものは、ご自宅に飾って本当に信仰するも良し、作品として楽しむも良し…こうやって様々な可能性を提供してくれるのも、富士山の懐の深さ故でしょうか。改めて、富士山の有難さにふれる、良い機会となりました。

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【次回の講座のご案内】

10/3(土)・4(日)実技講座・日本画「金箔貼り」

★9月30日(水)までお申込み受付中です!たくさんのご応募お待ちしております。

作れちゃう

9/20 わくわくアトリエ 「めで鯛!富士山のオカザリをつくろう」

実技室プログラムのご案内です。

9月20日(日)に、わくわくアトリエ「めで鯛!富士山のおかざりをつくろう」が開催されました。
午前・午後の部と2回に分かれて、小学生から大人まで幅広い年齢層の方々にご参加いただきました。

講師は、切り絵アーティストで静岡県出身の福井利佐さんです。
多方面で活躍されており、現在静岡市で開催中の家康公四百年祭記念アート作品も制作されました。

今回のわくわくアトリエでは、現在開催中の「富士山-信仰と芸術-」展に関連させ、「富士山」をテーマにして、”オカザリ”をつくりました。
オカザリというのは、東北地方で神様をお祭りするときに用いられてきた縁起物の飾りです。

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これが福井さんによる参考作品としてのオカザリです。
富士山から連想される物事から自分でデザインを練って作りました。

まずは、カッターを使って、紙を切る練習から始めます。
カッターの持ち方や、切る方向など、注意点を交えながら丁寧にデモンストレーションしてくださいました。

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わくわくアトリエでは、小学生から大人まで一緒に参加いただけるので、親子で協力しながら進めることができます。
中には初めてカッターを使う子もいましたが、刃の角度や力の入れ具合など加減を掴んで、みるみる上達していきました!

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大人の参加者のみなさんも、工夫を凝らしたデザインを真剣に切り進めていきます。
今回使った紙はカラペという、薄い紙。切るのにちょっとコツが要ります。

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所々、ハサミも使いながら切っていきます。

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 最後に蛇腹になる切り込みを入れて…ついに完成です!

最後は鑑賞会。福井さんと一緒に、みんなで1つずつ見ていきます。

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鯛やなすび、鷹、カメ、ツルといった縁起の良い動物や、サクラ、鏡餅など、
おめでたい雰囲気の作品が並びました。
まさにめで鯛!お正月にも使えそうですね。

紙を大切なものとして、神さまをおまつりするときに用いてきた日本の文化。
感じていただけたでしょうか?

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次回の親子で参加できるわくわくアトリエは、12月6日(日)銅版画です。
詳細は11月上旬をめどに、館内配架やHPにてお知らせいたします。

 

 

 

 

 

 

美術館の独り言

9/12-13創作週間SP「模写」 

実技室プログラムのご案内です。

12日(土)と13日(日)、2日間にわたって、創作週間スペシャル「模写」が開催されました。
講師は創作週間にも来ていただいている、日本画家の日下文(くさかあや)先生です。

今回の模写の講座では「富士山―信仰と芸術―」展出品の、伝雪舟筆《富士三保清見寺図》(永青文庫蔵)などを展示室で鑑賞した後、曽我蕭白筆《富士三保清見寺図》の模写を、「上げ写し」という技法で体験していただきました。

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この伝雪舟筆《富士三保清見寺図》は、富士山の名画として、多くの絵師に模写されてきました。

模写と言っても、トレーシングペーパーで写すというようなものではなく、薄美濃紙(描く紙)を棒に巻きつけて転がしながら、下に敷いたお手本を確認して描いていくというものです。

blog2 転がして紙を巻きつけて下の絵を確認

blog3巻き戻して描写

この「上げ写し」、元の作品の筆遣いを追うことでその精神性や本質を理解することができるため、
古来より日本画の基礎として用いられてきました。
開催中の「富士山」展では、他の模写作品も数点出品されています。

今回の講座では、「富士山」展を担当された上席学芸員の石上さん(中央)の解説と共に観覧するところから始まりました。

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富士山を描く際の富士山・三保・清見寺という組み合わせの定型を作った、伝雪舟の作品から
定型を継承している他の作品を中心にして鑑賞していきました。

実技室に戻って、さっそく模写に移ります。

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薄美濃紙が透けているので、そのまま写せそうに見えますが、
実際にやってみるとなかなか筆致が合いません…
 松の葉をどの向きから描いたのかなど、推測しながら作者の筆遣いを追います。
模写しようと思わなければ気づかないような細部が見えてきます。

長時間にわたる制作でしたが、休憩をはさみながら皆さん集中して取り組まれていました。

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静寂な実技室内、墨の良い香りが充満しています。

画面が完成したら、水で和紙を湿らせて、裂いて切り離します。(喰い裂き)
簡単にキレイに裂ける和紙の性質に驚かされました!blog3

そして最後に、裏打ち( 薄い紙や絹を裏から別の紙で補強すること)をします。

紙と紙を接着する際に使う麩糊(ふのり)は、粉から作りました。
この麩糊は、伝統的で文化財の修復に欠かせない接着剤です。

小麦粉から抽出した澱粉が原料になっているからか、なんだか料理の雰囲気が漂います。

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お湯で溶かしたり、裏ごししたり、練ったりなど…いくつかの作業工程を経て完成です。

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撹拌の仕方や湯の温度といった少しの加減で出来上がりが左右される、繊細な作業でした。

 

この麩糊を使って、いざ裏打ちの作業へ。

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 糊をつけた裏打ち用の紙を、湿した作品の裏に貼り付けます。

 

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 皆さん皺の無い、キレイな仕上がりでした。

 

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パネルに貼り付けて、完成です!
乾いたら、出っ張っている紙からペリッとはがします。

模写をすると、筆遣いの練習になりますが、当時の作家や人々の暮らし、景色に思いを馳せながらじっくりと鑑賞できました。
これまでの模写をしてきた作家を含む、昔の人々の視点を共有できたように思えます。

静岡県立美術館では、美術館で作品を見るだけでなく、描いてみたい、作ってみたい!という方に
創作活動の場所として「創作週間」中に、実技室を開放して、様々な道具をお使いいただいています。
日本画、木版画、銅版画、リトグラフにはインストラクター在室日を設けており、専門的なアドバイスを受けることができます。
ご興味のある方はぜひ一度見学にお越しください。

日程等、詳しくはこちらをご覧ください。

 

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次回の日本画関連の講座は、実技講座「金箔貼り」です。
来月10月の3日(土)4日(日)、2日間の講座になります。
初心者の方も、安心してお越しください!
お申込み方法・詳細はこちらをご覧ください。

 

 

 

作れちゃう

9/6 絵の具開放日

実技室プログラムのご案内です。
本日も朝早くからたくさんのお客さまにお越しいただきました。今日は8:45の時点で30名近く並んでいた様子です。楽しみにお越しくださり、本当にありがとうございます。また、早くからお越しいただいても午前の回に参加できない場合もございますが、先着40名の方までは午後の部の整理券を配布しております。午前は展覧会を見る等、時間を有効にご活用いただき、一日、ご家族で美術館をお楽しみいただければと思います。

今日の絵の具開放日のテーマは、現在開催中の「富士山―信仰と芸術―」展にちなんで、富士山を描きました。静岡県民なら老若男女誰でも描ける、「マイ富士山」。同じ静岡県内でも東部、中部、西部とお住まいの地域によって見え方が異なります。ポイントは宝永山と噴火口です。さて今日はどんな富士山が描かれていたのでしょうか。

はじめに、インストラクターの志村さんから、今日のテーマの説明がありました。最初は水色だけで線描きをしました。色々なかたちの富士山が描かれていきます…

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つぎに、色の混色の仕方を教えてもらいました。赤と黄色、青と赤、黄色と青、赤と青と黄色、混ぜる度に新しい色が出来上がっていきます。
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色を使い始めると、あっという間に富士山がカラフルになりました。ドット富士山、レインボー富士山、ついにはてっぺんにみかんの乗ったTHE静岡な富士山まで!
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こちらは今日のベストショットです。お父さん、お母さん、僕と、それぞれ個性的で素敵な富士山を描いてくれました。
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宝永山や噴火口を描く子どもたちが多いだろうと予想していましたが、想像以上にカラフルで大胆な富士山がたくさん描かれていました。今日、皆さんが描いた富士山は、今、それぞれの心の中に生きている富士山です。このブログをお読みになった方も、ぜひ富士山を一筆描いてから「富士山展」にご来場ください。展覧会に出品されている様々な富士山が、どんな想いで描かれ、大切にされてきたのか、一層、親近感をもって感じられると思います。

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【受付状況】

本日は10:00受付の時点で、約115名の方が並ばれました。
定員の80名までは、午前の回に活動していただきました。
午前の部に入れなかった35名の方には、13:15受付の回の整理券をお配りしました。
(次の回の整理券を先着40名分までお配りしています)
午後の回は定員以内で活動していただきました。

次回の絵の具開放日は、10/18(日)です。
詳しい持ち物や受付方法などは絵の具開放日のページをご覧ください。