作れちゃう

2/10-11 オリジナルの手ぬぐいをシルクスクリーンでつくろう

 

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実技室プログラムのお知らせです。創作週間スペシャル「オリジナルの手ぬぐいをシルクスクリーンでつくろう」を開催しました。今回はオリジナルのパターンをつくって、手ぬぐいにプリントしました。当館では久々のシルクスクリーンの講座、さらに初の「パターン」をテーマにした講座になり、スタッフも皆さんと一緒に勉強しながら挑みました。どのような作品が仕上がったのでしょうか?作品と共に、2日間の様子をご覧ください。

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今回の講師は当館シルクスクリーン講座でおなじみの、北川純氏にお越しいただきました。
まずは、初心者の方もいらっしゃるので、シルクスクリーンの説明からしていきます。シルクスクリーンは、版画のなかでも、孔版の部類です。簡単に言うと、版に空いた穴からインクが落ちてプリントされる仕組みになっています。

製版には、光(紫外線)を用います。まずは全員で、紫外線に反応して固まる乳剤を版に塗布します。この時、乳剤が厚くても薄すぎてもいけません。液体の扱いが難しいので、慎重に作業進めていきます。

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このように乳剤が塗布できたら、しばらく置いて乾燥させます。今回は隣の講座室を暗室の状態にし、スタッフがドライヤーで速乾させました。

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版の乾燥を待ちながら、下書きを進めます。シルクスクリーンは、版となるスクリーンの目の細かさが決まっているので、あまりに細い線を出すことはできません。できる限り白黒がはっきりとした、太めの線の原稿を作ります。

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原稿が出来たら、いよいよ感光です。紫外線が出るライトボックスに、原稿を置き、その上に先ほどの乳剤を塗布したスクリーンを置きます。さらに重石をのせて、スクリーンと原稿を完全に密着させます。 そして感光です。ここでは、感光する時間が肝です。今回は、3分半程度の感光で製版してみました。その時々によって、感光時間を調節します。

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感光が終了した後は、流水で現像させます。

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上手く絵が現れない場合は、感光時間を変えてもう一度チャレンジします。この日は何枚か上手く絵が現れず、何枚か感光し直すことになりました。なぜ感光が上手くいかなかったのか…悔しさと悲しさが入り混じった感情と共に、新しい版の準備をします。

ここまでで、1日目が終了です。

 

2日目、製版が終わっている方からプリントに移ります。

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今回はのテーマは、パターンということで、絵を連続的にプリントさせていきます。支持体となる手ぬぐいが乗った台に、見当をつけます。さらに版を固定具を使って位置を定めます。プリントしたら、手ぬぐいを横にライドさせてそのまま隣にプリントします。この手順を、プリントしたい回数に合わせて繰り返します。

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やり方が分かったところで、まずはインク作りから始めます。今回のプリントする手ぬぐいは、白と紺です。同じ絵柄でも、布とインクの色よって、異なる印象になります。プリントしたらどのような色味になるのか想像しながらインクを作ります。

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インクが準備出来たら、各自のペースでプリントを進めていきます。下書きの時点で繊細な線があった図案も、丁寧な製版でキレイに仕上がりました。

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続々と、皆さん真剣にプリントを続行されて、あっという間に終了時刻を迎えました。

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さて、どのような作品が仕上がったのでしょうか?皆さんの作品をご紹介します。

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最後は全員で完成した作品を見せ合いました。参加者同士で、インクを使いまわしている方もいらっしゃいます。同じ色でも、モチーフやプリントの仕方によって、大きく印象が変わりますね。 グラデーションに挑戦された方もいらっしゃいました。絶妙な色使いで、なんと金色に光って見えるような表現も!(金インク不使用です)色使いの奥深さを感じました。
今回お作りいただいた作品は、そのまま手ぬぐいとしてお使いいただけますし、手芸で他の形に加工していただくこともできます。パターンのプリントの仕方をマスターすれば、作品の幅が広がりそうです。

シルクスクリーンは文章にすると、難しそうに見えてしまいますが、とてもシンプルな仕組みの技法です。シルクスクリーンは、「創作週間」というアトリエを開放している日でも体験していただけますので、お気軽にお越しください。詳しくは、静岡県立美術館のHP、「アートを学ぶ・体験する」より「創作週間」のページをご覧ください。