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2/11-12 実技講座「おるたな写真講座-デジネガ&フォトグラム-」

2/11、12の2日間にわたり、大人向けのオルタナティブ写真講座が開催されました。
講師には、2/5に行われた「わくわくアトリエ」からひきつづき、静岡市内で「大野写真研究室」や「レンタル暗室とりこ」を営む、大野仁志さんをお迎えしました。この講座では、美術館の一室を暗室として使用し、一風変わった現像体験をしていただきました。

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1日目は、スマートフォンなどで撮影したデジタルデータをアナログにプリントする「デジネガ」という手法に挑戦しました。デジタル写真→銀塩写真というイメージが結びつかず、皆さんの頭の中に???いっぱい浮かんでいる様子でしたが…ともあれ撮影に出発しました。

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実技室の向かい側にある中庭を被写体にして、撮影のポイントについてレクチャーを受けました。今回はモノクロに現像するため、ものの形「フォルム」や、光と影が作り出す「コントラスト」に意識して撮影するよう心がけました。

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この日は雲ひとつない青空、素敵なフォルムやコントラストがたくさん見つかりそうな、良いお天気でした。

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石畳の階段も恰好のモチーフです。撮影する人がいつの間にか被写体になっていることも。

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撮影会では、各々が興味を持った風景に引き込まれ、どんどん奥へと入っている様子が見てとました。慣れ親しんだプロムナードも、カメラを通して眺めると、新しい視点、小さな発見の連続でした。

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次に、撮った写真(デジタルデータ)を銀塩写真に現像するため、画像をフォトショップで加工し、白黒反転させてネガを作りました。今回は参加者の方の材料費の負担を抑えるためにコピー用紙に出力…!コピー用紙でもネガになるんですね。

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午後からは暗室で現像作業を行いました。静岡県立美術館の講座室をまるごと暗室仕様にしたのは今回が初めてですが、大野さんは手馴れた様子で、あっという間に暗室を作っていました。暗闇の中での作業は、なぜかちょっとわくわくする感じ…きっと参加者の皆さんもそうだったに違いありません。

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1枚目の現像では、露光時間に変化を持たせ、モノクロのトーンを作り出しました。これを見て、自分が現像したい濃さを決め、露光時間を算出します。

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現像・停止・定着液につけた印画紙を水で洗い、乾かします。

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最後は全員のネガとポジを並べて作品鑑賞を行いました。印画紙にプリントされた写真は、繊細な光が細密に捉えられていて、本当に綺麗でした。よく、写真は複製技術の芸術などと言われますが、デジタルカメラやスマホで撮影した画像を白黒へ、さらに現像の工程を経て自分の作品に落とし込む、といった一連の流れを体験し、皆さんの作品から、1点ものの深い味わいが感じられました。

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2日目は「フォトグラム」という技法を体験しました。この技法では、カメラを用いずに感光紙と光源の間にさまざまな物体を置き、その物体を直接露光させてシルエットを焼きつけます。有名なところでは、マン・レイが同じ技法を用いて作品をつくりました。昨日と同様、私たちにとっては未知の写真技法です。一体、どのような作品に仕上がるのでしょうか。

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色々な素材が必要ということで、採集に出発しました。落ちている木の実や葉っぱ、作品が面白くなりそうな物体を探して県美周辺を散策しました。

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実技室にも色々な素材を用意しました。くしゃくしゃにしたセロファン、絡まった紐、梱包材のプチプチ…。本当に使えるのか不安になるようなものの数々です…。

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採集した素材と実技室のアイテムを組み合わせて、構図を考えます。ただ単純に構図を考えるだけでなく、露光されたらどのような影が落ちるのか、透ける素材はどんな風に投影されるのか、想像しながら構成していきます。

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組み立てた構成ごと暗室に持っていき、印画紙の上で同じように組みなおし露光します。現像、停止、定着液につけて水で洗い流すと…

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印画紙の上に置いた色々な物体が、シルエットとともに写しだされました!上の作品には、唇や蜘蛛のかたちのオモチャ、 フォークも使われているのがわかります。光を通さないものは白く、通すものは半透明に、異なる素材の重なりが、不思議な奥行を生み出しています。最初はひとり1枚、作品を完成させるのが目標でしたが、皆さん、講座が終わる直前まで、色々なパターンに挑戦していました。

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こちらが、出来上がった作品の数々です。自分の手を使った作品もありますね。洗濯ばさみやボタン、シダの葉っぱに蔓草、どこにでもありそうなものが、こんな素敵な作品になるなんて、本当に驚きです。

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今回の講座では、2つの技法を通して、普段とは違った角度から「写真」にふれることができました。日頃からデジタルデータの写真に慣れ親しんでいる私たちにとって、現像という行為自体が未知の領域でしたが、それを体験することによって、写真の原点を知る貴重な機会となりました。

 

 

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2/5 わくわくアトリエ「一眼カメラでパチリ!」

実技室プログラムのお知らせです。

2月5日(日)にわくわくアトリエ「一眼カメラでパチリ!」を実施しました。

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カメラというと、シャッターを押すだけでキレイな写真が撮れてしまうカメラがお手頃価格で出回っていますが、 皆さんの中には、キレイに写真は撮れるけど、なんだか思うように写真が撮れない… いざ設定してみようと思うとわからない用語や機能だらけで、結局オート機能で撮影している… という方もきっといらっしゃるのではないでしょうか。

今回のわくわくアトリエでは、デジタル一眼カメラを使って1日かけてカメラの持ち方から、フォーカスや露出、絞り等の基本的な用語と機能を学び、実践として撮影会と発表会をしました。 小学生から大人まで幅広い年齢層の方々に参加いただき、中には初めてカメラで写真を撮るお子さんもいました。

今回講師にお招きしたのは、静岡市で「大野写真研究室」や「レンタル暗室とりこ」を営む、大野仁志さんです。

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今回の講座の冒頭では、大野さんが普段お使いになっているカメラを使って、写真の仕組みを簡単に説明いただきました。
その後は定規を使ってフォーカス機能の働きを試してみたり、F値やシャッタースピード、ISO感度の設定を変えて実技室内で試し撮りをしてみました。 初めて聞く言葉に加え、漢字やアルファベットが入り混じった用語が多く、特に子どもたちにとっては難しく感じられたと思いますが、試し撮りをしながら体感的に理解してくれた様子でした。

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そして、午後からはいよいよ本格的に撮影に入ります。
場所は当館のロダン館です。 (フラッシュ無しなら撮影可です)

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ワークショップの最後には、ロダン館で撮った写真のなかからお気に入りの5点を選んで発表します。
撮り始めるとみんな夢中になってシャッターを切り続け、 楽しそうに撮影している参加者の皆さんたちにつられて、スマートフォンで写真を撮りだす他の来館者の方々がいつもより多く見られました。

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手を伸ばしたり、ズームすると、自分の目線からは見えない景色を切り取ることができます。あの一番上の3体は同じ形かな?この門は本当に開くの?なぜ地獄の門なの?など、撮影対象を観察するなかで作品に関する疑問も生まれていたようです。カレーの市民コーナーでも、表情を見ながら彼らにどのようなストーリーがあったのか考えていた子もいました。

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お互いを撮り合うのも楽しく、大野さんも激写されています。こうしてカメラで遊び、撮影タイムはあっという間に終了しました。

実技室に戻って.最後は発表会です。撮影した中で個々のベスト5を発表し、それぞれの作品に大野さんからコメントをいただきました。

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大人は機能を生かしてドラマチックにしてみたり、子どもは視点の面白さで勝負したりと、同じ場所で撮影してもそれぞれ印象の異なる写真が撮れていました。動きや影など、さまざまな要素を組み合わせて、この短時間で撮ったとは思えないほどのボリュームがありました。オーソドックスな構図も、機能を活かして、ばっちりキマっています!

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当館のスタッフにとっては、見慣れているロダン館が新鮮に感じられるショットが多く、発見の連続でした。 写真を撮ることで新たな視点が加わり、そこからさらに広げられる、そんな写真の魅力を感じました。発表会の写真からも、皆さんが楽しんで撮影している様子が伝わってきました。今回のワークショップが少しでもカメラや写真を撮ることに親しめるキッカケになったら嬉しく思います。

 

 

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1/8 ねんど開放日

 

実技室プログラムのお知らせです。
本日は2017年、最初のねんど開放日でした。

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 朝から冷え込んだ1日となりましたが、沢山のご来館をありがとうございました。
今日も暖かい実技室のなかで、子どもたちは元気いっぱいにねんどで遊んでいました。

今年は酉年ということで、鳥をちらほら見かけました。
こちらは尻尾が特徴的なオナガドリ。

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体には細かな羽の線がついていたり、尻尾も1本ずつ作られています。
ねんど開放日では、みなさんにこの「ヘラ」と「切り糸」という2つの道具をお貸しします。
「ヘラ」は例えばこの鶏の背中の線を付けたり消したり、
顔や体の形を滑らかに整えることができます。
「切り糸」は、ねんどをスパッと滑らかに切る道具です。

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この道具を使いこなせるようになると、大きい作品を簡単に作れるようになります。
例えばこのような城壁、切り糸で薄い板を作ったものをさらにザクザク切っていくだけで
あっという間にできちゃいます!

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県美に来館する前に、家族で何を作ろうか作戦を練ってから、みんなで一緒に大きな作品を作るのも楽しいですよ。
寒くて外遊びが厳しい日には、ぜひ県美へ遊びにお越しください♪

 

 

【受付状況】

本日は10:00の受付の回、11:00受付の回、13:45受付の回とも定員内で活動していただきました。

次回のねんど開放日は2月19日(日)です。
受付方法等の詳細はこちらをご覧ください。

★実技室の中には、貴重品・カメラ・タオル以外のお荷物はお持込いただけませんので、ウェストポーチなどの身に着けられる小さめの入れ物をご準備ください。

次回のねんど開放日も、たくさんのご参加をお待ちしております!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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12/11 わくわくアトリエ「いろんな木材で工作しよう!」

12/11に、わくわくアトリエ「いろんな木材で工作しよう!」が実施されました。
今回のワークショップは、「ニッポンの立体」展に合わせて行われ、「木材」を材料に、参加者の皆さんに立体工作を楽しんでいただきました。5歳のお子様から参加が可能だったこともあり、たくさんのご家族がご参加くださいました。

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ワークショップは、1日を3回に分けて行われ、各回、1時間30分程度で作品を完成させることを目標としました。少々時間が短く感じられるかもしれませんが、このワークショップで使用した木材は、丸、三角、四角、球体…のように、すでに成形された素材です。それらを速乾性の木工ボンドでくっつけ、自分の思い描く立体作品を作っていただきました。(木材提供:常木教材株式会社)

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いろいろな木材が形ごとに分類され置かれています。工作の時間がはじまると同時に、必要なパーツを探しに行きます。図面を考案する時間はあえて設けなかったため、何を作るか決まっていなかった人は、材料を手に取り、組み合わせながら発想を得ていました。子どもも大人も、たくさんの木材を前に、目を輝かせていました。

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木材を提供していただいた常木教材さんが、「大人はすぐになにかの〈かたち〉に仕上げることを良しとするが、子どもは木にふれること、積み上げたり崩したりすることも純粋に楽しんでいるから、その様子をたくさん褒めてあげてほしい」と言われていたのが印象的でした。
それではどんな作品が出来上がったのか、制作風景とともにご紹介いたします。

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こちらはサメだそうです。全部一人で、あっという間に仕上げていました。個性的な形の木材を斬新な発想で組み合わせています。子どもたちの発想力には本当に驚かされます。

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幾何学図形のパーツを使うと、建築物を上手に組み立てることが出来ます。エッシャーの作品に登場するような、不思議な空間をつくっている子がいました。とてもモダンですね。

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ドールハウスのような本物そっくりの家は、女の子に人気がありました。

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小学校3年生以上になると、大人顔負けの作品が出来上がります。木の固有色を生かして作られたピアノです。

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彼は、昭和生まれの私たちでも知っているあのロボットを作っていました。それは…

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ガンダム!!ソードを持ってちゃんとポーズもつけてるところがカッコイイ!そしてこの彼のお友達も、懐かしい作品を作っていました。なんと…

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1980年代に人気を博した映画『ゴーストバスターズ』!!マシュマロマンとゴーストバスターズの乗っている車、エンパイア・ステート・ビルディング、そしてこの絶妙な配置…1時間30分でこの完成度は素晴らしいです。小学3年生のふたりと意気投合して思わず熱くなってしまいました…(どうやら今年リバイバルされたらしいです)。ふたりとも誰の手も借りず、もくもくと仕上げていました。何も見なくても作ってしまえるぐらい、大好きなヒーローや乗り物のイメージが、心にいっぱいつまっているのでしょうね。

パーツを組み合わせるという工程を通して、一から全てを作り上げるのとはまた違った面白さを実感していただけたのではないかと思います。子どもよりも工作に熱中していたお父さんやお母さん、お子さんと一緒に作った作品はきっと後々の宝物になることでしょう。思い出とともに大事にとっておいてくださいね。

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12/4 ねんど開放日

実技室プログラムのご案内です。

今日は月に一度のねんど開放日でした。
寒さが増して、風邪が流行りだしたせいか、本日のねんど開放日はいつもより少な目の参加者数になりました。

12月に入り、クリスマスが近づいてきました。
実技室の中にはクリスマスツリーやサンタさん、雪だるまなどが登場しました。

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他にもこのような怪獣やお城、動物など、子どもたちの大好きなものが並びました。どんなものを作ろうか悩んだときは、イベントに関連したものを作るのも楽しいですよ!

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【受付状況】

本日は10:00の受付の回、11:00受付の回、13:45受付の回とも定員内で活動していただきました。

次回のねんど開放日は来年、2017年1月8日(日)です。
受付方法等の詳細はこちらをご覧ください。

★実技室の中には、貴重品・カメラ・タオル以外のお荷物はお持込いただけませんので、ウェストポーチなどの身に着けられる小さめの入れ物をご準備ください。

それでは皆さま、素敵なクリスマスと良いお年をお迎えください。
次回のねんど開放日も、たくさんのみなさまのご参加をお待ちしております!